【夏の甲子園2025】8月14日・第2回戦 完全展望

明日は大会7日目。8月14日の甲子園には、東北の雄・仙台育英、神奈川の名門・横浜、南国の強豪・沖縄尚学など、全国屈指の実力校が揃う。各試合の見どころと注目選手を徹底解説する。

目次

  1. 第1試合 仙台育英(宮城) vs 開星(島根)
  2. 第2試合 沖縄尚学(沖縄) vs 鳴門(徳島)
  3. 第3試合 横浜(神奈川) vs 綾羽(滋賀)
  4. 第4試合 津田学園(三重) vs 広陵(広島)
  5. 総評:勝負のカギを握るのは誰か

1. 第1試合 仙台育英(宮城) vs 開星(島根)

仙台育英は昨夏準優勝の実績を誇り、今年もその総合力は健在だ。エース右腕は最速145kmの直球と切れ味鋭いスライダーを武器に、東北大会で防御率0点台を記録。打線は2番から5番までが長打力を兼ね備え、どこからでも得点を奪える。序盤から試合を支配する攻撃力は健在だ。

開星は守備の堅さで勝ち上がってきた。特に二遊間の連係は鉄壁で、地方大会ではわずか3失策。エース左腕はコーナーを突く制球が光り、低めのチェンジアップで打者のタイミングを狂わせる。仙台育英打線をゼロ封できれば、接戦に持ち込む可能性は十分ある。

2. 第2試合 沖縄尚学(沖縄) vs 鳴門(徳島)

沖縄尚学は南国らしい粘り強い攻撃とスピード感あふれる走塁が持ち味。1番打者は驚異の出塁率6割超で、相手投手に常にプレッシャーを与える。投手陣は3人の持ち味が異なる継投策を採用し、試合展開に応じてスイッチできるのが強みだ。

鳴門は大会屈指の技巧派左腕を擁し、スライダーとカーブを自在に操る。守備も安定しており、ロースコアの展開では一気に勝機が広がる。沖縄尚学の機動力をいかに封じるかが、この試合最大の焦点だ。

3. 第3試合 横浜(神奈川) vs 綾羽(滋賀)

横浜は全国的に知られる名門で、今大会も強力打線が売り。4番は高校通算40本塁打のスラッガーで、一振りで試合を決める力がある。投手陣も盤石で、左腕エースと右の速球派リリーフが相互にカバーする継投は完成度が高い。

綾羽は若さと勢いを武器に勝ち上がってきた。1年生エースはキレのある直球で堂々たるマウンド捌きを見せる。機動力を絡めた攻撃で、横浜投手陣をかき乱したいところだ。もし序盤で主導権を握れば、番狂わせの可能性もある。

4. 第4試合 津田学園(三重) vs 広陵(広島)

この試合は広陵の出場辞退により、津田学園の不戦勝が決定。試合は行われないが、津田学園にとっては次戦へ向けて戦力温存が可能となった。投手陣の肩を休め、打撃練習や守備確認に充てられる一日は、強豪と当たる次戦で大きなアドバンテージとなるだろう。

5. 総評:勝負のカギを握るのは誰か

最大の注目は、第3試合「横浜 vs 綾羽」の一戦。実力差はあるが、勢いに乗った地方代表が名門を追い詰める展開は甲子園の醍醐味だ。第2試合の「沖縄尚学 vs 鳴門」は、機動力と技巧派投手の真っ向勝負。第1試合では仙台育英が順当に勝ち進むか、それとも開星が守備力で波乱を起こすかに注目したい。

明日は一日を通して、「総合力 vs 専門性」「名門 vs 挑戦者」という構図が鮮明なカードが揃っており、野球ファン必見の一日となる。

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