日本女子バレー、15年ぶりの快進撃もメダル逃す

目次

  1. 準々決勝で見せた執念の逆転勝利
  2. トルコ戦での惜敗、夢の決勝進出ならず
  3. ブラジルとの死闘、あと一歩届かなかった銅メダル
  4. 主将・石川真佑を中心に躍動した代表
  5. 世界に示した「つなぐバレー」の可能性と今後

1. 準々決勝で見せた執念の逆転勝利

9月3日、日本女子バレーボール代表は世界選手権準々決勝でオランダと激突。序盤は高さに押され劣勢に立たされたものの、粘り強いレシーブとスピードある攻撃で流れを引き寄せ、フルセットの末に勝利。15年ぶりとなるベスト4進出を果たし、会場のボルテージは最高潮に達した

2. トルコ戦での惜敗、夢の決勝進出ならず

続く準決勝の相手は、世界ランキング上位に位置するトルコ。日本は第1セットを奪う最高の立ち上がりを見せたが、以降は相手の強烈なサーブと高さを活かした攻撃に苦しめられた。奮闘むなしく1–3で敗れ、47年ぶりの決勝進出という大きな夢は惜しくも断たれた。

3. ブラジルとの死闘、あと一歩届かなかった銅メダル

3位決定戦では強豪ブラジルと対戦。互いに一歩も譲らぬ攻防が続き、試合はフルセットにもつれ込んだ。日本は要所で石川真佑や若手アタッカーが気迫のスパイクを決め、最後まで勝利を追い求めた。しかし第5セットで突き放され、2–3で惜敗。15年ぶりのメダル獲得は叶わなかった。

4. 主将・石川真佑を中心に躍動した代表

今大会、日本を牽引したのは主将の石川真佑。勝負所で決め切る強さと、チームを鼓舞する姿勢は観客を魅了した。セッター関菜々巳の的確なトスワーク、リベロ小島満菜美の粘り強い守備、宮部藍梨らミドル陣のブロックも光り、チーム全体の結束力が躍進の原動力となった。

5. 世界に示した「つなぐバレー」の可能性と今後

結果としては4位に終わった日本代表だが、組織力と粘りを武器に世界の強豪と互角に渡り合った姿は多くのファンを魅了した。世代交代が進む中でのベスト4は、新たな黄金時代の幕開けを予感させる。次なる戦いはアジア大会、そしてパリ五輪予選。日本らしい「つなぐバレー」が、再び世界を驚かせる日は近い。

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