台風15号 各地で甚大な爪痕 ― 停電・浸水・交通まひが深刻化

目次

  1. 台風15号の経路と特徴
  2. 関東・東北を中心に被害拡大
  3. 停電・断水で暮らしに直撃
  4. 交通網への深刻な影響
  5. 被災地の声と現場の状況
  6. 今後の天候見通しと注意点

1. 台風15号の経路と特徴

非常に強い勢力を保った台風15号は、6日未明に関東沿岸に上陸。中心気圧は960ヘクトパスカル、最大瞬間風速は45メートルを観測し、記録的な暴風雨となった。台風はその後東北地方を縦断し、日本海側へ抜けたが、列島各地に大きな爪痕を残した

2. 関東・東北を中心に被害拡大

首都圏では住宅の屋根や外壁が吹き飛ばされる被害が相次ぎ、街路樹や電柱が倒れて道路をふさぐケースも多数発生した。東北地方の沿岸部では高潮による浸水被害が広がり、床上・床下浸水の報告が相次いでいる。

3. 停電・断水で暮らしに直撃

東京電力などによると、最大で約80万戸が停電。復旧作業が急ピッチで進められているが、一部地域では数日単位での停電が見込まれている。水道施設の損傷により、断水に見舞われている市町村もあり、避難所や給水所に長い列ができた。

4. 交通網への深刻な影響

JR東日本や私鉄各社は、強風や設備被害の影響で広範囲に運休。新幹線も一時的に運転を見合わせ、都市間の移動が大きく制限された。高速道路は倒木や冠水による通行止めが各地で発生し、航空便も計500便以上が欠航するなど、交通網全体が大きく混乱した。

5. 被災地の声と現場の状況

被害を受けた住民からは「一晩中家が揺れ続け、恐怖で眠れなかった」「停電で冷蔵庫の中身がすべて駄目になった」との声が寄せられている。各地の避難所には高齢者や小さな子どもを連れた家族が詰めかけ、不安を抱えながら生活を続けている。

6. 今後の天候見通しと注意点

台風は日本海を北上しているが、列島は依然として湿った空気の影響下にあり、大気は不安定な状態が続く。気象庁は「河川の氾濫や地盤の緩みで土砂災害の危険性が高まっている」として、台風通過後も最大限の警戒を呼びかけている。

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