いよいよ夏の甲子園は準決勝を迎え、ベスト4が激突します。残ったのは名門・新鋭が揃う4校──日大三（西東京）、県岐阜商（岐阜）、沖縄尚学（沖縄）、山梨学院（山梨）。
決勝進出をかけた熱戦を前に、それぞれの試合で注目すべきポイントを整理しました。
目次
- 第1試合：日大三 vs 県岐阜商
- 第2試合：沖縄尚学 vs 山梨学院
- 勝負を分ける「投手陣の総力戦」
- 打線の勢いとキーマン
- 守備・走塁の細かな差
- ベンチワークと采配の妙
- 総括：決勝へ進むのはどの2校か
1. 第1試合：日大三 vs 県岐阜商
西東京の強豪・日大三と、岐阜の名門・県岐阜商の対戦は、好投手同士のぶつかり合いが見どころ。
日大三は伝統の打撃力を武器に、中盤以降のビッグイニングを狙う。一方、県岐阜商は堅守速攻のチームカラーを持ち、試合を小刻みに進めていくスタイル。終盤まで拮抗した展開になれば、継投の判断と小技の成否が勝敗を分けそうだ。
2. 第2試合：沖縄尚学 vs 山梨学院
南国の強豪・沖縄尚学と、ここ数年で一気に存在感を増した山梨学院。打線の勢いは大会屈指で、打ち合い必至のカードといえる。
沖縄尚学は積極的な走塁と機動力を活かし、相手バッテリーに揺さぶりをかける。一方の山梨学院は、一発長打を秘めたクリーンナップが強力。守備で崩れなければ、大量得点の可能性も十分だ。
3. 勝負を分ける「投手陣の総力戦」
ここまで勝ち進んできたエースは、連投の疲労がピークに達している。準決勝は、いかに継投策を駆使し、控え投手を有効活用できるかが重要。リリーフ陣の出来と、監督の交代タイミングが決定的な意味を持つだろう。
4. 打線の勢いとキーマン
接戦を打ち破るのはやはり打線の力。上位打線の出塁力、中軸の勝負強さ、下位打線のつなぎ役──どの打順からでも得点できるチームが優位に立つ。意外な伏兵の一打が試合の流れを変えることもあり、どの選手がヒーローになるか注目が集まる。
5. 守備・走塁の細かな差
準決勝の舞台では、一つのミスが命取り。内野の送球精度、外野の返球スピード、走者のスタート判断といった細かいプレーが勝敗に直結する。とくに走塁では、三塁コーチの判断が試合を左右しかねない。
6. ベンチワークと采配の妙
采配の妙が最大の見どころ。送りバントやスクイズの仕掛けるタイミング、代打・代走の起用法、相手投手交代を見越した布陣変更──監督同士の読み合いは、準決勝ならではの緊張感を生む。
7. 総括：決勝へ進むのはどの2校か
4強はいずれも「打力・守備・投手力」を兼ね備えた実力校。勝負を決めるのは、総合力に加えて「最後まで集中力を切らさない精神力」だろう。
決勝の舞台へと進むのはどの2校か──甲子園ならではのドラマが待っている。
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