モイネロ快投&川瀬の一打で2年連続の頂点挑戦権を掴む
目次
- 福岡の夜に歓喜、ついに小久保ホークスが躍動
- モイネロ、魂の7回1失点 新指揮官の信頼に応える
- 勝負を決めた川瀬晃の“執念の一打”
- 小久保裕紀監督「ここからが真の戦い」
- 日本シリーズへ――小久保改革の集大成
1. 福岡の夜に歓喜、ついに小久保ホークスが躍動

10月20日、ペイペイドームが歓声に包まれた。
福岡ソフトバンクホークスが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第6戦で北海道日本ハムファイターズを2対1で下し、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。
試合終了の瞬間、小久保裕紀監督の表情は静かだった。だがその奥には、確かな確信と誇りがにじんでいた。
2. モイネロ、魂の7回1失点 新指揮官の信頼に応える

シリーズを通して安定した投球を見せたリバン・モイネロが、この日も圧巻のピッチング。
切れ味鋭いストレートとチェンジアップを武器に、7回をわずか3安打1失点に抑えた。
試合前、小久保監督は「モイネロに託す」と短く言い切った。
その言葉通り、左腕はエースとしての責任を果たし、シリーズMVPに輝いた。
3. 勝負を決めた川瀬晃の“執念の一打”

1対1の同点で迎えた5回、2死満塁。
緊張が走る場面で川瀬晃が放った打球はライト前へ抜け、これが決勝点となった。
「どんな形でもランナーを返したかった」と川瀬。
指揮官の掲げる“つなぐ野球”が、まさにこの一打で実を結んだ瞬間だった。
4. 小久保裕紀監督「ここからが真の戦い」

就任1年目での快挙に、小久保監督はあくまで冷静だった。
「このチームの強さは、誰か一人ではなく全員で勝ちに行く姿勢。だが、まだ終わりではない。ここからが真の戦いだ」
かつて選手として日本シリーズを何度も戦った名キャプテンが、今度は監督として“王者奪還”を目指す。
5. 日本シリーズへ――小久保改革の集大成

2025年、ホークスは変わった。
若手の積極起用、守備重視の布陣、チーム一丸の野球――そのすべてが、ここに結実した。
日本シリーズの相手はセ・リーグ覇者・。阪神タイガース。
ペイペイドームでの開幕を控え、小久保監督率いる“新生ホークス”が、再び黄金時代の扉を叩く。

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